出題範囲

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ITパスポート試験の出題範囲は下記の3つの分野に分けられています。

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出題範囲の内訳

この3つの分野の内訳は、以下の通りです。

分野 説明 内訳
ストラテジ系 経営全般に関する出題(財務、法務、経営戦略など経営全般に関する基本的な考え方や特徴など) 企業と法務
経営戦略
システム戦略
マネジメント系 IT管理に関する出題(システム開発、プロジェクトマネジメントなどIT管理に関する基本的な考え方や特徴など) 開発技術
プロジェクトマネジメント
サービスマネジメント
テクノロジ系 IT技術に関する出題(ネットワーク、セキュリティ、データベースなどIT技術に関する基本的な考え方や特徴など) 基礎理論
コンピュータシステム
技術要素
[参考]ストラテジ? ストラテジー?

ここまでお読みになって、もしかしたらこう思う方がいるかもしれません。

「ストラテジ」じゃなくて「ストラテジー」じゃないの?

つまり、単語のある部分を伸ばすか伸ばさないかです。「マネジメント」と「マネージメント」、「テクノロジ」と「テクノロジー」も同様ですね。

結論から言うと、これは両方とも正解なのです。どちらかが間違っているのではありません。

実はストラテジという伸ばさない表記は、JIS(日本工業規格)の様式に従ったものです。

このJISの様式には、3音以上の単語は長音符号(ー)を取るというルールがあります。たとえばエレベーターはJISによるとエレベータとなります。ただし、2音以下の場合は長音を取りません。レバーはレバーのままです。

なぜこのようなルールが作られたのか正確なところは分かっていません。

一説によると、昔は機器の処理能力が低いという事情があったため、負荷を軽くするために1文字でも容量を減らしたいということで、この様式が産み出されたのではないかと説明されています。

なお、この様式は慣習的なものであり、強制ではありません。

しかし、技術者には「負荷を軽くするのは善」という感覚がありますので、特に誰かから強制されなくても、また、処理能力が十分向上した現在でも、この慣習が根強く残っているわけです。

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