合格率・難易度

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ITパスポートは気楽に受けられる試験だ、なんて言うと真面目に勉強している人から怒られてしまうかもしれませんが、この試験は競争試験ではありません。

資格試験の中には、合格の条件が「成績上位○%まで」と決められているものがあります。そうなると、受験生全員がライバルですから、試験勉強のストレスも強くなりがちです。

その点、ITパスポートは、ある基準点以上を得点できれば、他の受験生の成績に関係なく合格できます(合格基準点について詳しくは出題範囲のページへどうぞ)。

どうか肩の力は抜いて手を抜かず、試験に臨んでください。

過去の合格率

試験がCBT方式化された2011年11月以降の合格率です。

現状、およそ半分以上の受験生は合格していません。つまり、それだけしっかりした準備が必要だということです。言い換えれば、合格すれば同僚や同級生に差をつけることができるということでもあります。

年度実施月年度計
4月5月6月7月8月9月10月11月12月1月2月3月
2011 -------56.4%41.9%42.3%43.0%36.2%40.7%
2012 29.3%40.2%39.6%35.6%38.2%42.0%37.7%39.1%42.8%50.6%51.0%47.6%41.0%
2013 44.6%56.2%55.1%48.6%46.7%50.6%44.1%45.4%44.1%46.7%48.2%47.0%47.6%
2014 45.5%54.3%51.4%48.7%49.1%50.9%46.2%48.1%47.2%48.0%47.4%43.7%47.9%
2015 46.6%------------

難易度レベル

IT系国家資格にはいくつか種類があり、それぞれ難易度レベルも異なります。

ITパスポートはもっとも簡単なレベル1ですが、資格取得が趣味だと言うのならともかく、あなたが仕事としてソフトウェア開発などの道に進むつもりがないなら、レベル2以上の試験を受ける必要はないでしょう。

逆に、プログラマなど開発の道に進むつもりであれば、いずれレベル3以上に挑戦する日が来るはずです。

難易度 区分 資格の名称(略称)
レベル1 職業人に共通に求められる基礎知識 ITパスポート(IP)
レベル2 基本的知識・技能 基本情報技術者(FE)
レベル3 応用的知識・技能 応用情報技術者(AP)
レベル4 高度な知識・技能 ITストラテジスト(ST)
システムアーキテクト(SA)
プロジェクトマネージャ(PM)
ネットワークスペシャリスト(NW)
データベーススペシャリスト(DB)
エンベデッドシステムスペシャリスト(ES)
情報セキュリティスペシャリスト(SC)
ITサービスマネージャ(SM)
システム監査技術者(AU)

レベル1の区分のところに書いてある「職業人に共通に求められる基礎知識」の「職業人」とは、ソフトウェアを開発するような、いわゆるプログラマやIT専門職のことを意味しているのではありません。単に、職を持っている人・働いている人という意味です。

つまり「職業人に共通に求められる基礎知識」とは、IT系以外の業界で働いている人にも必要とされる基礎知識ですよ、ということです。

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